心配だけど、また、K市に行かなくてはいけない。

母には、しばらく様子を見るようにと言い
大学に通いだしてから独り暮らしを始めた弟には
事情を説明して、時々帰って話し相手になってあげてとお願いした。


こんな時に、こんな問題が起こるなんて...

さすがにこの事は、誰にも...特にジュンには言えないって思った。
この頃、総さんは離婚していたけれど
理由はどうであれ、不倫だった事には間違いがないのだから...。





K市へ向かう電車の中で
わたしは、どうしたらいいのかを考えた。


けど...


答えなんて見つかるはずもなかった...。



着いたら、気持ちを切り替えて、仕事に集中しなければ。
オーナーに『期待しているから』って言われたから
それに応えなければ。

それ以上の結果を出さなければ...。



ネガティブになればなるほど
仕事にのめり込んでいった。




そして...



気を紛らわそうと、お酒を常に飲むようになった。

タカ達に会って、前向きになれそうだったのに
また、元に戻ってしまってた...。






負のスパイラルに...陥る......






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読んで頂いてありがとうございました。蝶々結び

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